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生まれつき耳が聞こえない俺は、死んだ母と父を恨み、手話では到底表し切れない想いを、暴力に変えて叫んだ。

2017-09-12 20:44:51
俺には母親がいない。

 

俺を産んですぐ事故で死んでしまったらしい。

 

産まれた時から耳が聞こえなかった俺は

 

物心ついた時にはもう既に簡単な手話を使っていた。

 

耳が聞こえない事で、俺は随分苦労した。

 

普通の学校には行けず、障害者用の学校で学童期を過ごしたのだが

 

片親だった事もあってか、近所の子どもに馬鹿にされた。

 

耳が聞こえないから、何を言われたのかは覚えていない(と言うか知らない)が

 

あの見下すような…馬鹿にしたような顔は今も忘れられない。

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その時は、自分がなぜこんな目に遭うのか解らなかった。

 

しかし、やがて障害者であるという事がその理由だと解ると

 

俺は塞ぎ込み、思春期の多くを家の中で過ごした。

 

自分に何の非も無く、不幸にな目に遭うのが悔しくて仕方が無かった。

 

だから俺は父親を憎んだ。

 

そして死んだ母親すら憎んだ。

 

なぜこんな身体に産んだのか。

 

なぜ普通の人生を俺にくれなかったのか。

 

手話では到底表し切れない想いを、暴力に変えて叫んだ。


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