戦争経験者の祖父「世界中の人達はみんな友達になることができるんだ。皆ちょっと焦っているだけなんだよ」

俺は幽霊とか信じてなかったけど、この体験してから魂とか人の心とかは残るのもかもしれないって思った。

 

俺のおじいちゃんが、今年94歳で亡くなった。

 

生前は尊敬するおじいちゃんで、戦中はガタルカナルにも行って帰って来たんだそうだ。

 

戦争の話しを子供の頃は聞きたがったけど

 

どっかの島で猿をペットにしたとか楽しい話しは色々聞かせてもらったけど

 

戦争そのものの話しは絶対にしてもらえなかった。

 

今思うと、辛かったのかなって感じるけど、俺はおじいちゃんの思いの幾ばくかでも、知ったかぶりしちゃいけないと思う。

 

そんなおじいちゃんは、旅館を経営していて、俺が夏休みに遊びに行くと外国の人が結構泊まってた。

 

今になって聞くと、おじいちゃんは海外の人たちとすごく盛んに交流してたんだって。

当時、ネットなんてないのに一体どうやって知り合ったのか不思議だった。

 

おじいちゃんは、死ぬまでずっと、一本の軍刀を大切にしてた。

 

それを見る度に俺に「これは誇りではない。戒めだ」って俺に言ってた。

 

だから亡くなる数年前に、一族で金出し合って沖縄旅行へ連れて行ってあげられたことは

 

多分、俺からすると親孝行ならぬ祖父孝行になったのかな?とか傲慢にも思ってる。

 

ひめゆりの塔に、おじいちゃんは一人にさせてくれって、一日中いたんだって、後で聞かせてもらった。

 

俺にも何となくだけど、おじいちゃんの気持ちが、ほんの少しだけ分かるような気がした。

 

おじいちゃんは、最期まで気丈な人だった。

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